RPG をコンパイルすると注意はしていてもコンパイル・エラーは出るのは
ある程度、仕方ないかも知れないがここではまず最初に
コンパイル・エラーのつぶし方の効果的なテクニックを紹介しよう。
1. 7030 エラーだけを最初につぶす
コンパイル・リストを見ると最初はコンパイル・エラーが嫌というほど
出力されていて、うんざりするかも知れない。
けれどもエラーを上からひとつひとつ、つぶしていったのでは
あなたは効率の良いプログラマーとして評価されなくなってしまう。
まず最初に RNF7030:フィールドが定義されていない
という未定義フィールドの
エラーだけを調べて修正することが肝要である。
その他のエラーは見る必要もない。
なぜなら他のエラーは未定義フィールドによる演算を行おうとしたために
エラーとなってしまっている可能性が高いからである。
2. エラーのあるソース・ステートメントの確認
エラーのあったソース・ステーメントの行№は次のようにして
知ることができる。
MSG ID SV 番号 SEQ メッセージ・テキスト *RNF7030 30 216 021100 名前または標識 CPID が定義されていない。
ここで番号というのはコンパイル・リストに表示される順序番号であり
SEQ
として表記されている場所が SEU でソース・プログラムをオープンしたときの
ソース・ステーメントの行№を意味している。
3. 7030未定義フィールドを解決してからもう一度コンパイルする
7030 の原因の多くはタイプ・ミスや勘違いによるフィールド名の取違えによる
ミスである。
7030 を最初に解決してしまえばコンパイル・エラーはぐっと少なくなるはずである。
そこで改めてコンパイル・リストのエラーをチエックすれば不要なエラーを
調べる無駄な時間はほとんどなくなるはずである。
… このようにまず 7030 未定義フィールドを解決してから、再度コンパイルする
という方法をとれば最も効率のよいコンパイルを行うことができる。