ILE (統合化開発環境)で開発するための注意点がいくつかある。
まず RPGソース・ファイルは CRTSRCPF で 112バイトを指定しておく。
ILEでは、
- CRTXXXMOD でモジュールを作成
- CRTPGM で実行プログラムを生成する
モジュールとは Windows上での DLL のようなものだ。
複数のモジュールをバインドして 1本のプログラムにまとめる。
これらを連続して生成するのが CRTBNDXXX である。
従来の OPM-RPG の CRTRPGPGM に相当するのがCRTBNDRPG である。
ILEでは、
C/400 で生成されたモジュール | RPG で生成されたモジュール | => 1本のPGM にバインド CLP で生成されたモジュール |
することができる。つまり 異なる開発言語をシームレスに結合できる。
それが 「統合化」といわれる所以である。ところで CRTRPGMOD xxxx の次は
CRTPGM BNDSRVPGM(MYLIB/MYMOD) ACTGRP(*CALLER)
と活動化グループ を *CALLER に指定しておかないとOPMから移行されたプログラムは
予測のつかない動作になってしまう。
米国では 機会あるごとに *CALLER にすることを注意している。
他のパラメータの初期値にも 問題はあるのだが少なくともこれだけは押さえておきたい。