OS/400 に付属している QUSRTOOL は API の使用例やマニュアルのサンプルや、

更に多くのテクニックが満載している。

いわば IBMが提供している Tips&Techniques である。

ところが QUSRTOOL は 導入時には SAVF として圧縮されて提供されている。

これを解凍するには、

CALL QUSRTOOL/UNPACKAGE('＊ALL', 1)

または 1つづつ RSTOBJ ＊ALLの実行が必要である。

すべての目次の説明は QATTINFO に収められている。

更にもう 1つ QUSRTOOL は英小文字を含んでいるのでPCOMM などであれば

Ctrl+F3 によって英小文字を表示できる。

どうしても英大文字に変換したい場合は、QDCXLATEを使って英小文字を英大文字へ変換できる。

さらに、社内に OS/400 V2R3M0 のテープがあればそれは大事にとっておこう。

QUSRTOOL は V2R3M0 から上のバージョンでは大幅に項目が削減されてしまった。

ILEで実現できるせいもあるのだろうが、これは残念。

将来 AS/400 のプロを目指すのであれば QUSRTOOLと C/400 のマスターは必須であろう。

QUSRTOOL は優秀な貴方の好奇心を満足させてくれる。