SpoolライターVer5.0

85. インターネット・リモート印刷

リモート印刷という印刷方法を新たに開発しました。
これはローカル印刷の応用として拡張された印刷方法です。
 

あるお客さまから相談を受けました。
AutoWebを使って業務の一部を取引先へも業務の一部を公開したいと
いうものです。
情報公開ということは最近の傾向です。
ところが取引先でも印刷はできるようにしたいというものです。
これまでの方法ではPDFを表示して表示されたPDFを印刷すると
いうものです。
しかし取引先にいちいちそのような面倒な操作をさせるわけには
いきません。
とはいうもののAcrobatReaderにはPDFを表示しないで
印刷させるといういわゆるサイレント印刷という機能は用意されていないのです。
 

そのお客さまも私どもの製品をよく研究されていて
ローカル印刷ではどうだろうかという相談をされてきました。
弊社の担当はもちろん製品の内部動作までよく把握していますので
ローカル印刷の内部動作原理も周知しています。
 
ローカル印刷はIBM iサーバー側からクライアントのIPアドレスを
取得してそこへ向けてPDFを送信すると受けたクライアントの
LPD印刷サービス機能がプリンタにPDFを転送して印刷するという
方法です。
しかしインターネット環境ではIBM iが取得するクライアントのIPアドレスとは
クライアントPCのIPアドレスではなくインターネット・プロバイダーのルーターの
IPアドレスです。
このルーターの配下には何百台ものクライアントが繋がっており
印刷を要求したクライアントはそのうちの一台に過ぎません。
したがってローカル印刷はインターネット環境では使えないのです。

 
そこで今回新しく考え出されたのがインターネット・リモート印刷略して
リモート印刷という手法です。
リモート印刷はわずか2日で完成しました。

リモート印刷はローカル印刷とは逆の方法です。
クライアントPCからIBM iサーバーにあるPDFを取りにいきます。
クライアントPCから取りにいくので必要なIPアドレスは
IBM iのIPアドレスだけでクライアントのIPアドレスは必要ありません。

ダウンロードして取得したPDFをいつものように自分自身のLPD印刷サービスに
ぶつければプリンタへの転送印刷が完成するというわけです。
最初のテストでいきなり成功して印刷することができました。
理論が正しいことが実証されたのです。
 

この印刷方法はIBM iでSTRPRTWTRのようにプリンタを開始させておく
必要もありません。
RUNRMTPRTというコマンドを実行するだけでインターネット環境であってもいきなり
手元のプリンタに印刷することができるのです。
もちろんプリンタ・セッションなど必要ありません。

リモート印刷はローカル印刷とともに技術ショート・セミナーでの
発表を予定しています。

Spoolライターという製品の言葉が示すとおりSpoolライターは
ライター部分の印刷機能は本当に充実しました。
スプールをPDF化するだけという時代は終わり印刷を含めた解決が
要求される時代になっています。
その点で通信ができるつまり本当の意味で印刷ができるという製品は
SpoolライターVer5.0だけです。
これが今、毎月、多くのご契約を頂いている理由ではないでしょうか?
SpoolライターVer5.0のお問合せとご契約も本当に多くなっています。

最高の技術をお求めならSpoolライターVer5.0をお選びください。
これ以上はありません。