SpoolライターVer5.0

96. *AFPDS 終了のお知らせ

IBM の印刷形式 *APPDS は Ver7.2 を最後に
終了しました。

IBM iの印刷ストリームの形式には
*SCS*AFPDS(または *AFP) の2種類の形式が
ありますがこのうち *AFPDS は OS Ver7.2を
最後にIBMのサポートが終了したことを
ご存知でしょうか?

 - IBM 5770-AF1 サポート終了について
.. AFP関連のコマンドは使えなくなりIBMのサポートも受けられなくなりました。
ただしAFPプリンタへの印刷は可能です。

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.. *AFP とは*SCSの印刷形式を拡張した印刷形式であり
*SCSではできなかった画像や印刷罫線などをサポートしていました。
弊社にもこれまで「SpoolライターVer5.0
*AFPをサポートしていますか?」との
問合せが過去に何度かありましたが

・SpoolライターVer6.0では *AFPDS はサポートしていません

とお答えして参りました。

*AFP印刷形式は

・印刷形式が普及していない。
・*AFPセイセンス・プログラムが高価である。

との理由でほとんどIBMユーザーでの普及はありませんでした。
このため IBM も Ver7.2を最後に *AFPDSのサポートを
終了致しました。

■ AFPの現状と解析について

・AFPストリームはCPYSPLFコマンドによってPDF化することはできますが
 AFP用の日本語フォントが導入されていないとPDFの日本語表示はできません。
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・IBMは AFPは Ver7.2が最後であると公示していますが実際は
Ver7.3でもAFPが導入されて稼動している例もあります。
しかし上位のOSでいつ廃止されてもおかしくはありません。
AFPをご使用中のお客さまはSCSへの変更を至急ご検討ください。
その中で必要なAFPのキー・ワードがあれば㈱オフィスクアトロまで
ご相談ください。

・AFPストリームのスプールは CPYSPLF で物理ファイルに出力することはできません
スプールをCPYSPLF で物理ファイルに変換している技術力のないソフトウェア会社は
AFP をPDF化することはできません。
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・国内ソフトウェア製品で *SCSも *AFPDSもPDF化できると唄っていた製品は
実際はAFPはPDF化できずに販売から撤退した例がありますので
ご注意ください。

・AFPストリームはA`PI: QSPGETSP によってのみ解析することが可能であることを
弊社で確認致しました。
現在、AFPDSの仕様に基づいてAFPの解析を進めています。
ただしこれは㈱オフィスクアトロがAFPをサポートするという意味ではありません。
AFPの内部を読みたいというお客さまのためだけに解析しています。

■ *AFPDSを使用中のお客さまへ

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SpoolライターVer5.0は*SCSスプール形式ですが
独自のDDSキー・ワード拡張機能によって
*AFPDSのいくつかのキー・ワードが使えるような設計になっています。
そのため*AFPでした使えなかった*AFPのキー・ワードも
SpoolライターVer5.0ではそのままの*AFP記述のDDSソースで
*AFPと同じ機能が使える可能性があります。

SpoolライターVer5.0のDDS拡張キー・ワードは意図的に
AFPと同じキー・ワードが使用可能になっています。

このため*AFPサポート終了後もSpoolライターVer5.0であれば
引き続きAFPの同じ機能が使える可能性がありますので
一度弊社までお問合せください。
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お問合せは今すぐこちらまでどうぞ。

[参考]

Ver7.3 プログラム資料説明書中の ライセンス・プログラム 5770-AF1 に関する記述を下記に紹介します。


IBM i プログラム資料説明書
バージョン 7.3
プログラム資料説明書

IBM Advanced Function Printing Utilities (5770-AF1)

IBM Advanced Function Printing Utilities (5770-AF1) はもはやサポートされていません。
IBM Advanced Function Printing Utilities (5770-AF1) 用の最後のリリースは IBM i 7.2 でした。 AFP デー
タ・ストリームは現在、AFP コンソーシアムによって管理されているオープン・アーキテクチャーです。
より広範囲のイメージ・フォーマットおよび最新フォント・テクノロジーをサポートしている代替製品は、
AFP コンソーシアムのメンバーである企業のうちの数社から入手できます。代替製品の中には DocPath
Boulder Suite (DocPath から入手可能) および Overview AFP Designer for iSeries (Isis-Papyrus から入手可
能) があります。これは代替製品の包括的なリストではありません。これらのほかにも Advanced Function
Printing Utilities に取って代わる機能を提供している企業があるかもしれません。