SpoolライターVer5.0

24. たった一行でテレワークを可能にする方法

先の「在宅ワークのためのPDF出力」に続いてたった一行だけの記述で
テレワークを可能にする方法を紹介します。

SpoolライターVer5.0には OntheWeb機能がありOUTQにあるスプールを
PDF化して表示する機能があります。

[SpoolライターVer5.0のOntheWeb機能]

ところが印刷するとスプールはOUTQから無くなってしまいます。
そこで印刷業務を実行してもOUTQにスプールが
留まっておくようにすれば自宅にいてもOntheWeb
自由にスプールを選択してPDF化することができます。

なるべく既存の適用業務には手を入れたくはありません。
このことを最も簡単に実現する方法をご紹介します。

(1)テレワーク専用のユーザー・プロフィールを作成する。

CRTUSRPRF USRPRF(TELE) INLPGM(QTROBJ/TELECL) AUT(*ALL)

としてユーザー・プロフィール: TELE を作成しました。
(必要な特殊権限はお客様で追加してください。)
初期プログラムは TELECL です。

(2)初期プログラムに OVRPRTF を指定する。

初期プログラム : TELECL は次のとおりです。

0001.00              PGM                                                
0002.00              DCL        VAR(&MSG) TYPE(*CHAR) LEN(80)           
0003.00              CHGMSGQ    MSGQ(MN00) DLVRY(*HOLD)                 
0004.00              MONMSG CPF2400                                     
0005.00              CHGLIBL    LIBL(QTRFIL QTROBJ QTRSRC QGPL QTEMP)   
0006.00              OVRPRTF    FILE(*PRTF) SAVE(*YES)                  
0007.00              GO    QTROBJ/MN00                                  
0008.00              ENDPGM                                             

[解説]

挿入して頂きたいのは

0006.00              OVRPRTF    FILE(*PRTF) SAVE(*YES) 

のたった一行です。
OVRPRTF *PRTF を指定すればこのユーザー・プロフィールで実行するすべての
印刷業務のスプールは SAVE(*YES) になります。

SAV(*YES)になったスプールはいつものようにどこかのプリンタに印刷出力されますが
印刷後もスプールは消えることなくOUTQに留まり続けます。

このたった一行を追加した在宅用のユーザー・プロフィールと
初期プログラムを作成するだけでいつでもSpoolライターVer5.0による
PDF参照が可能になります。

ぜひ在宅ワークにお役立てください。