指定印刷用紙の場合は必ずしもIBM i の行/桁の位置に正確に
印刷位置が収まらない場合があります。
IBM iの印刷は元々インチを基本として設計されていますが
日本の用紙の規格は A4, A5, B3, …などの模造紙をベースとした
用紙の規格であるからです。
( A3, A4, …などの日本の用紙サイズは海外には存在しません。)
*AFPでは POSITIONキー・ワードによって 1/1000ミリ単位での
調整が可能ですがSpoolライターVer5.0では *SCS印刷ストリームで
あっても POSITIONキー・ワードによる位置指定が可能むです。
OVELAY印刷のときにPOSITIONキー・ワードも併せて指定すると
微妙な印刷位置の指定が可能になります。
■ キー・ワードの型式
POSITION(行、桁)
フィールドの印刷位置を POSITION で指定した場所に移動して印刷します。
行、桁は小数点以下 2桁まで指定することができます。
行および桁はどちらも指定が必要です。
どちらかを省略することはできません。
[例]
A SURYO 9Y 0 13
A POSITION(2.10 45.32)
相対位置の指定
POSITIONキー・ワードは相対位置を指定して印刷することもできます。
[例]
A BHNCOD 14A O 20
A POSITION(+10 -1)
POSITIONキー・ワードは標識を条件づけることもできます。
[例]
A SURYO 9Y 0 13
A 42 POSITION(2.10 45.32)
POSITIONキー・ワードのくわしい説明はSpoolライターVer5.0マニュアルを参照ください。