前回、IBM iからの直接印刷の方法としては
1.SCSストリーム——->(プリンタ・ドライバ)——>プリンタ
2.SCSストリーム–>( PDT テーブル )–(LPR)——–>プリンタ
と説明致しました。
ただし2.の方法ではLPRをサポートしていないブリンタには印刷できないとも
説明しました。
それではPDTを使っての印刷ですべてのプリンタに印刷する必要がある場合は
どのようにすればよいのでしょうか?
プリンタ・ドライバに送信すればすべてのプリンタに説明しましたように
PDTテーブルで変換したストリームをプリンタ・ドライバに送ってやれば
よいのです。
従って
2.SCSストリーム–>( PDT テーブル )———–>(プリンタ・ドライバ)——>プリンタ
という方法が考えられます。
この方法であればPDT変換も行ってすべてのプリンタに印刷することができます。
ただし
プリンタ・ドライバに印刷する
ということは
[利点] すべてのプリンタに印刷することができる
という利点がある一方で
[欠点] Windowsを利用する—>Windowsバージョンの影響が残る
プリンタ・ドライバの導入が必要である
という問題が残ります。
LPRによる印刷であればプリンタに直接LPRで送信して印刷するわけですから
完全にWindowsの影響から逃れることができます。