ある大手のIBM特約店はIBMに対して次のように
IBM ACS(=Accecc Client Solusioons)でのGDI印刷対応を
広くユーザーから呼びかけるように公示してします。
これは ACSにもGDI印刷に良く似た機能があるものの
実際に使うと文字化けして印刷できないというものです。
別のサイトでもACSでGDI印刷ができると紹介していますが
このの公示のほうが正しくて文字化けして印刷できない
というのが実状です。
そこでIBMに対してGDI印刷への対応をIBMユーザーで呼びかけようと
いうものです。
GDI印刷というのは印刷ストリームをMS-EMF(=拡張メタファイル)という
Microspft仕様のスプール規格に変換してWindows用に提供されている
プリンタ・ドライバで印刷するというものです。
しかしIBM iの印刷ストリームはSCSストリームという規格であり
もうSCS仕様の資料は公開されていません。
つまりIBM社内でもSCSの仕様を入手して理解できる技術者は
ほとんどいない思われます。
さらに次のような高い技術的なハードルがあります。
・TELNETプロトコル
・Microsoft印刷ストリーム(MS-EMF)に変換
・Microsoft共有プロトコロル SMB への対応
・PDTのサポート
・LPRプロトコルのサポート
と技術的なかなり高い敷居があります。
特にSCSからMS-EMFへの変換とSMBへの対応はかなり高度です。
IBMはSMBクライアントは一部対応していますが完全ではありません。
MS-EMFのスプール構造はかなり膨大でありIBMの現状の技術力では
かなり難しいでしょう。
さらにIBMがGDI印刷を対応すればハードウェアとしての5577系のプリンタは
たちまち売れなくなってしまうでしょう。
IBMが自ら自社のプリンタが売れなくなるソフトウェアを苦労して
開発することはありません。
GDI印刷をサポートするとすべての安価なプリンタがIBM iのプリンタとして
使えてしまうからです。
もうひとつIBM ACSにGDI印刷の機能を実装するのに不自然さがあります。
■ IBM ACSで GDI印刷サポートするのは無意味
なぜならWindows PCのACSでGDI印刷をサポートするくらいなら
IBM iサーバー側でSCSの代わりにGDIをサポートすればIBM iから
すべての直接印刷が可能になるからです。
IBM ACSでGDIをサポートしてもクライアントのACSが必要なことは
変りません。どうせIBMの希望を述べるのであればACSではなく
IBM i本体でGDIをサポートするように依頼すべきでしょう。
■ IBM iのGDI印刷は the WINDOWSライターで
幸いIBM iでGDI印刷をサポートする方法があります。
㈱オフィスクアトロが製作販売する
the WINDOWSライター
がその解決案です。
今現在 IBM iからGDI印刷できるソリューションはこの the WINDOWSライター だけです。
SCSストリームの仕様公開は既にもうありませんので後発メーカーが
これからSCSストリームを解析することはできません。
theWINDOWSライターを導入すればIBM i本体でのGDI印刷が可能になる理想的な印刷を
実現することができます。
さらに前述した高度な技術を組み合わせて開発できる会社は国内でも
海外でもありません。
SCS仕様の公開がもうない以上今後もGDI印刷をサポートできる開発会社は現れないでしょう。
来月の14日(木) (=2022年4月14日(木)はこのtheWINDOWSライターによる
実際の活用事例セミナーがオンライン(Web)で開催されます。
今後の印刷のことを考えれば情報システム室としてはぜひ
勉強して頂きたいセミナーですので時間を空けてお申し込みください。
公示とともに多くの申し込みがありましたがあとまだわずかな空きが
あります。
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