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8. DNSとは

DNS ( Domain Name System ) とは、簡単に言えばホスト ( ドメイン ) 名を IPアドレスへ [ 正引き ]、

IPアドレスをホスト ( ドメイン ) 名に [ 逆引き ] 変換する仕組みのことである。

一昔前のネットワークであれば、クライアントPC 毎に hostsファイルでドメイン名と

IPアドレスを管理するので十分であった。

しかし現在では、インターネットはもちろんのこと、複雑かつ莫大な数のクライントPCで構成されている

社内ネットーワーク内においてクライントPC以外に外部機器等も存在するが、その都度、

IPアドレスやコンピューター名を hostsファイルに書き直すことは気が遠くなる作業であり非効率である。

その上、個々の設定した値が散在し管理することは難しい。

このため DNSサーバー ( 名前解決 ) を立てることによりコンピュータ名とIPアドレスの一元管理も

非常に簡単にできるのである。

もちろん世界中のインターネット上でも、最上位のルートDNSサーバーも含め無数のDNSサーバーが存在する。

この無数にツリー状に構成されたDNSサーバーでは、クライアントPCより入力されたURLで、

まずルートDNSサーバーにドメイン名で問い合わせ、上位のDNSサーバーから順に下位のDNSサーバーに

問い合わせることにより目的の住所 ( IPアドレス ) を特定する仕組みとなっている。

ルートDNSサーバー配下には、無数の DNSサーバーがツリー状に構成されている。

【 DNSツリー構成図 】

次にDNSサーバーを経由してWebサイトのページが表示されるまでの流れを弊社Webサイトを例として説明しよう。

まずWebサイトを公開するためには、プロバイダーのDNSサーバーにドメイン名とグロバールIPアドレスを

登録する必要がある。

ユーザーはインターネット上で閲覧したい Webサイトの検索を行い、その Webサイト

( http://www.officequattro.com ) にアクセスする。

ここから下記図のように実際の通信プロトコル ( HTTP ) ではユーザーより要求されたWebサイトのドメイン名で、

DNSサーバーに問い合わすことでWebサイトのグローバルIPアドレスを取得し、取得した IPアドレス上に

存在する Webサイトのページを要求する。