Windows

33. Google Chrome で API も日本語表示

先の「 20. Google Chrome で日本語表示を 」で Chrome に日本語翻訳機能があることを
紹介したが、それでは IBM Knowledge Center API を Chrome で日本語表示することは
できるのだろうか?

IBM i の API 解説はずいぶん以前から英文のみの表示となっている。
英文を読んだらとても時間がかかるし面倒である。
そこで i5/OS V3R2M0 の BookManager をいまだに使用しなければならない。
しかし V3R2M0 の API 記述はあまりにも古すぎるし今では多くのパラメータや
API が追加されているが新しい API は英語表記でしか読めない。

Knowledge Center では右最下部に次のような言語表示の切替のコンボボックスが
あるが日本語表示を選択しても全く機能しない。

Google Chrome では英語表示のサイトを表示すると次のように翻訳しますか?
と表示が現れて日本語に翻訳することができる。

API: QUSLJOB は初めは次のように英語表記である。


これを Google Chrome で翻訳させると


>

のように日本語で表示することができる。
表現は技術用語も自然な日本語に近く違和感なく読むことができる。
昔、IBM の日本語マニュアルに 「ビジュアル基本」と表記されていたことがあった。
もちろんこれは人間が翻訳した「 VisualBASIC 」のことであるが
VisualBASIC という用語も知らない人が訳していたのでは凡そ正しいマニュアルには
ならないだろう。
その点 Chrome の翻訳は人間より格段に進化している。
恐らくこれも Google の AI によるものであろう。

最後に API の言語選択を日本語を選択していると Chrome は翻訳してくれない。
日本語が含まれていると Chrome は日本語で表示されていると判断してしまうからだ。
言語選択は英語のままにしておくのがよい。