IoT(=Internet of Things)は今、伸び行くDX化の最先端として
注目を浴びている。
事務の合理化や基幹業務はOA(=OfficeAutomation)でIBM iで
実現できていたとしても現場の見える化(=数値化)はほとんど
できていないのが実状である。
現在(=2022年9月)コロナにも関わらず全国各地で
IoTを中心とするDX展示会が活発に行われている。
特に東海・名古屋地区だけのIoTやロボットなどの展示会は活発に行われているので
製造業が多いこの地区では注目して欲しい。
まだコロナ感染が収束したわけではないので
展示会への参加はお奨めできないがIoTの熱の高まりは
IT業界では久しぶりのことである。
そこでIoTの入門として学習して頂くために
4本の興味深いYouTube動画を紹介しよう。
■中小企業こそIoTを
….旭鉄工という愛知県碧南市の会社が取引先からの増産に応えるために
工程の進捗を2017年にIoTによって数値化することによって
効率を上げることに成功した話である。
IoT展示会はたくさんあるがあまりにも高価なため
秋葉原で部品を買って社長さんがIoTを自分で作ったという話。
2017年ではまだMQTTは公開されていないので
相当苦労したのだと見える。
■村田製作所のIoT
….投稿者による話は長くしつこいのだが真ん中あたりから
IoTの効果を説明している。
感覚に頼っていたこれまでの現場をIoTによって数値化することによって
目標値が明確になって工程の改善を行われるという効果を
強調している。
■ IoTを用いた生産設備総合効率向上への取り組み DENSO
ご存知QRコードを発明したあの株式会社デンソーのIoTを紹介する動画。
海外の工場の進捗もリアルタイムで情報を収集する。
目的は止まらない生産ラインを目指して故障など停滞があれば
SiriでアナウンスするなどIoTを当たり前のように使っている。
デンソーがやっているのはさすがに保守本流の本格的なIoTであり
見習う良いお手本になる。
■【ひろゆき】IoTは伸びます
…ひろゆき氏がどこまでわかっているのか不明であるが
気楽にIoTの話を聞いてみようという人にはよいかも知れない。
ひろゆき氏であってもこれからはIoTが重要であることを
感じていることをこの動画で理解して欲しい。
Pythonの話は危なっかしくてハラハラするが
JavaでOAやっている会社はあまりありません。
このあたりは素人だから仕方がない。
IoT対応製品の状況
現在、IoT対応の通信フロトコルであるMQTTはIBMによって2019年は公開されたばかりである。
IoTはこのMQTTプロトコルの公開によって急速に注目を浴びてくたのだが
MQTTに対応している製造加工の機械はまだ少ない。
あっても非常に高価なのでここで紹介した旭鉄工やデンソーのように
自社でIoTを開発するようになる。
例えばMQTTプロトコルを備えた温度センサーは国内製品では現在(2022年9月)では
見つからない。
そこで自社で対応するのが手っ取り早く安価にできる。