API を始めとして RPG のサンプル・ソースがあれば
RPG の言語知識さえあれば何とかなるものだ。
あなたが英語やスペイン語、ドイツ語、フランス語に精通していなくても
RPG ソースだけはオランダに行っても変わりはない。
あなたはベネズエラにある RPG ソースを読んでも理解できるはずである。
しかし日本国内で検索しても RPG サンプル・ソースはなかなか探し出すことはできない。
Google で検索すればよいかと言うとそうではない。
Google はすべてのサイトの検索をしているわけではなく Google の検索ロボットが
探し出した結果を索引として保有していてその索引を紹介しているにすぎない。
そこで真に徹底して検索しようと思えば
RPG サンプルを公開していそうなサイトに入って、
そのサイトで提供されている「サイト内検索
」によって検索することである。
この as400-net.com でも次のようなサイト内検索が提供されている。
また、よく HomePage の右上などにサイト内検索という検索が
用意されているのを見かけたことがあるはずである。
これは伊達や酔狂で用意されているものではなく Google などの検索エンジンに
かからなかったコンテンツでも検索できるようになっているのだ。
従って RPG サンプル・ソースを探すのであれば例えば IBM の HP :
IBM – Japan | https://www.ibm.com/jp-ja/
に入って検索するのがベストということだが残念ながらそうではない。
IBM のサイトでは仕様については最も詳しいはずだが
サンプル・ソースは多くはない、というかほとんど提供されていない。
これは IBM が意地悪をしているのではなく仕様の提供元ということで
サンプルを多用するとユーザーはサンプルどおりの使用方法に限定して
考えてしまうことを防ぐ意味があるのではないかと考えてしまう。
そうなると最も多く RPG ソースを公開しているのはソフトウェア・ハウス、
とりわけ IBM i に関する出版社ということになる。
最も推薦したいのは米国の iPro Developer というサイトである。
iPro Developer は元々 NEWS/400 を始めとする IBM i の技術情報誌を
世界中に出版して配布していた会社であるが
物理的な本を出版する時代でもないのでメール・マガジンに変更された後、
メール・マガジンも廃止されてしまったようである。
会社は転売と名前変更を繰り返して現在に至っているが
その豊富なデジタル・コンテンツの量はまちがいなく世界一である。
iPro Developer | http://iprodeveloper.com/
RPG マニアとしてはスコット・クレメントという RPG の大家がいて
Scott klement’s web page|http://www.scottklement.com/
というサイトを公開していてソースもダウンロードできるのだが
凝りすぎていてやさしいことを難しく表現している。
ちなみに彼は RPG だけで莫大な大きさの XML パーサーを開発しているのだが
自分の別のプログラムでは肝心な自分の作った XML パーサーを使っていない。
使うには大きすぎる感じがする。
XML パーサーは早い話が索引データ・ベース (キーつき物理ファイル) なのだが
どうもそれには気づいていないようである。
話がそれてしまったが iPro Developer の使い方を次回ではくわしく説明する。