これからはしばらくAutoWebを使ってのGUI化の方法について解説します。
AutoWebでは DSPFのDDSソースに記述を加えるだけで
HTMLのGUIコントロールを生成することができます。
簡単なGUIコントロールの作成から高度な応用事例までをくわしく説明していきます。
■ DDSは記述はDDS TEXTに記述する
最初にDSPFのDDSソースに記述するといっても記述の大半はDDSのTEXTキー・ワードに
記述します。TEXTとして記述するのでDSPFの本来の機能には何の影響もありません。
時々DDSの記述して元の5250画面に影響はありませんか?という質問を受けますが
全く影響ありません。
■ コンボボックスとは
コンボボックスとはプル・ダウンして選択候補を表示するGUIコントロールのことです。
よくWindowsやGUIコントロールがまだ苦手な人が「プル・ダウン」とか
「プル・ダウン・メニュー」とか表現しますがそのような用語はありませんし
そのような表現もしませんのでMicrosoftが定めている正しい呼称は「コンボボックス」です。
これは正しい教育を受けていないWebデザイナーでも知らない人が大変多いのです。
■ コンボボックスのDDS記述
A 6 2' 受注区分 ' A JUKBN 2 B 6 13 A VALUES('01' '02') A TEXT('" 売上 " " 返品 "')
[説明]
ご覧のように受注区分(JUKBN)の入力を DDSのVALUESキー・ワードで妥当性検査を
記述していますがそれに対応するテキストを
TEXT('" 売上 " " 返品 "')
として記述するだけで静的なコンボボックスを生成することができます。
TEXTキー・ワードに入りきれない候補がある場合も方法がマニュアルに記載されています。
■ DSPFの再コンパイル
CRTDSPF FILE(QTROBJ/PGM201FM) SRCFILE(QTRSRC/QDSPSRC) LVLCHK(*NO) AUT(*ALL)
のように LVLCHK(*NO) (=レベル・チェック)を *NO に指定してコンパイルすると
元のRPGやCOBOLを再コンパイルする必要もありません。
【まとめ】
いかがでしょうか? AutoWebであれば今までご存知のDDSの知識だけでGUIコントロールを
自由に作り出すことができます。
マニュアルもインターネットで公開されていていつでも見ることができます。
他社製品であればGUIコントロールの作成はJavaScriptが必要であったり
特殊な開発言語を講習会に出席して覚えたりする必要があります。
AutoWebなら既存の知識だけでGUIコントロールを作ることができるので
とても簡単です。
高度なGUIコントロールでもDDSソースに加筆するだけで作れてしまいます。
これがAutoWebの魅力なのです。