AutoWeb

33. スプリット・ウィンドウ

スブリット・ウィンドウとはひとつのウィンドウ画面を複数個のウィンドウに分割して
表示するウィンドウのことです。

■スプリット・ウィンドウが必要な理由

5250エミュレータを使用していたエンド・ユーザーはユーザーの工夫によって
複数の画面を切替えて表示したりあるいは同時に表示したりしながら
操作することは珍しくありませんでした。
例えば受注の入力を行っている最中に別のセッションを起動して
在庫を確認するといった具合です。

ところが5250エミュレータをWeb化するとほとんどのブラウザはTABブラウザであるので
画面をTAGで切り替えて表示しなければなりません。
   同時には見ることはできなくなってしまいました。

これを解決するのがスブリット・ウィンドウです。

■動作原理

スプリット・ウィンドウとは複数のジョブを同時に表示しているものです。
  つまり複数セッションを同時に表示していることになりますので
複数セッションが使用できるAutoWebだけの機能です。

■スプリット・ウィンドウを表示するには

(1)操作によってスプリット・ウィンドウを表示する

ある適用業務を起動しておいてから続けて別の業務を
起動すると2つの画面がスプリット・ウィンドウとして
同時に表示することができます。

(2)適用業務として初めからスプリット・ウィンドウとして組み込んでおく

次は北陸地方の農産物や水産物を統計した表です。

<北陸地方ランキング>

ここで「F4=棒グラフ」を押すと次のように画面は2個に分割されて棒グラフがスプリットとして
表示されます。
ここでは下部にスプリットを表示しましたがどの位置に表示するかは任意に指定することができます。

<棒グラフ>

さらに「F5=円クラフ」を押すと画面は3個に分割されて円グラフも追加されて表示されます。

<円グラフ>

続けて「F6=折れ線グラフ」を押すと画面は4個に分割されて折れ線グラフも追加されて
表示することができます。

<折れ線グラフ>

…. グラフの表示自体は簡単であることはグラフ表示でご説明しました。
このようにスプリット・ウィンドウを使えば数字だけとはちがった
説得力、表現力のある画面を作ることができます。