V5R3M0 からの新しいコマンドで思わずうなずいてしまうコマンドをひとつ紹介しよう。
コマンド文書の生成(GENCMDDOC) コマンドである。
GENCMDDOC は既存のコマンドを HTML として文書化して保存することができる。
早い話が GENCMDDOC はそのコマンドに定義されているヘルプ・パネルグループを
HTML に変換するのである。
コマンドやコマンドに定義されているヘルプ、さらには OS400 メニューのほとんどは
パネル・グループと呼ばれるタグ言語で、できており、タグ言語であるからには
比較的、同じタグ言語である HTML に容易に変換することができる。
IBM は、このことを利用して、ひとつの「試み」としてコマンドのヘルプを
Java を使って HTML に変換することを思い立ったのであろうと推測される。
GENCMDDOC はパネル・グループ・ソースも生成できると解説にあったが
成功はしなかった。
いずれにせよ GENCMDDOC がリリースされたということは IBM は、現在、どこかの
チームで コマンド群の HTML 化を開発しているのではないかと思ってしまう。
コマンド CRTPGM のヘルプは
GENCMDDOC CMD(QSYS/CRTPGM) TODIR('/AS400-NET.USR/HTML') TOSTMF(CRTPGM.HTM)
によってHTMLに変換することができる。
その驚く結果を下記のリンクより参照して頂きたい。
http://218.44.135.18/AS400-NET.USR/HTML/CRTPGM.HTM(プログラムの作成 (CRTPGM))