実行環境

101. SAVLIB によるバックアップの注意点

日常のテープなどへの BACKUP を始めとして新しい筐体へ
データを移行するときの注意点を少し紹介しておきたい。
新しい IBM i へ移行するときによく問題になるのが
印刷スプールをどのように移行するか、である。

幸い OS : Ver 5.4 からは印刷スプールも
テープ媒体や *SAVF にも BACKUP することができる。
このことは特約店 SE などからも良く知らされていて
「OS Ver.5.4 からはスプールも保管できる」との認識は
広まっていますが、ただ何もしないでもスプールが保管されるわけではない。

【解説】

ご覧のように「スプール・ファイル・データ」パラメータの省略値は *NONE であるので
そのままではスプールはバックアップされない。
*NONE*ALL にしてバックアップすると
印刷スプールもバックアップすることができる。