S/36 では、内部記述であったためにブランクの数字フィールドが許されていた。
これを外部記述に移行したのだが、ブランクの数字フィールドが混ざっていては 10進数エラーになるのは当然である。
ここでは、プログラムを開発せずにそれを解決する方法を紹介する。
作業は実に簡単だ。しかし、作業の前には BACKUP をお忘れなく。

• 元のファイル MYLIB/FILE と同じ DDS原始を作成する。

  CPYSRCF    FROMFILE(MYSRCLIB/QDDSSRC)    TOFILE(WRKLIB/QDDSSRC)
  FROMMBR(FILE)    TOMBR(FILENEW)

• この FILENEW に 1バイトのダミーとなる数字フィールドを作成する。
  例えば、

  DUMY    1S    COLHDG('DUMMY')

  を DDS 原始の最後に追加する。

• FILENEW を元のファイルと同じ属性で作成する。

  CRTPF    WRKLIB/FILENEW    WRKLIB/QDDSSRC    LVLCHK(*NO)    AUT(*ALL)

• 元のファイルのデータを FILENEW へ *MAP *DROPでコピーする。

  CPYF    FROMFILE(MYLIB/FILE)    TOFILE(WRKLIB/FILENEW)
  MBROPT(*REPLACE)    FMTOPT(*MAP *DROP)

• 元のファイルへデータを戻す

  CPYF    FROMFILE(WRKLIB/FILENEW)    TOFILE(MYLIB/FILE)
  MBROPT(*REPLACE)    FMTOPT(*MAP *DROP)