夜間 BACKUP
で停止させないためには SAVLIB
や SAVOBJ
での「活動状態での保管」を
指定することが望ましい。
あるサブ・システムが業務終了後もパワーダウンされるまでは活動中であるものとする。
そしてそのサブ・システムでは特定のオブジェクトをロックしているものとする。
この状態で夜間で無人による自動 BACKUP
を実行しようとすると
そのオブジェクトがロックされているために、何度かのリトライの後に、そのオブジェトクは
BACKUP
からこぼれてしまう。
このようなことを避けるためには SAVLIB
コマンドや SAVOBJ
コマンドでは
「活動状態保管」パラメータが追加されており、たとえオブジェクトが他の排他制御されていても
BACKUP
できるようになっている。
このパラメータは V5R1M0
あたりで追加されたものであるので、知らない人もいる。
しかも省略時の値は *NO
であるので、いつものようにロックされているオブジェクトが漏れてしまうのである。
「活動状態保管」パラメータ( SAVACT
) は *NO
以外の *LIB
等の指定であれば
活動中のオブジェクトも漏れなく保管することができるので、是非、意識して指定するようにして欲しい。