実行環境

58. 活動状態での保管

夜間 BACKUP で停止させないためには SAVLIBSAVOBJ での「活動状態での保管」を
指定することが望ましい。
あるサブ・システムが業務終了後もパワーダウンされるまでは活動中であるものとする。
そしてそのサブ・システムでは特定のオブジェクトをロックしているものとする。
この状態で夜間で無人による自動 BACKUP を実行しようとすると
そのオブジェクトがロックされているために、何度かのリトライの後に、そのオブジェトクは
BACKUP からこぼれてしまう。
このようなことを避けるためには SAVLIB コマンドや SAVOBJ コマンドでは
「活動状態保管」パラメータが追加されており、たとえオブジェクトが他の排他制御されていても
BACKUP できるようになっている。
このパラメータは V5R1M0 あたりで追加されたものであるので、知らない人もいる。
しかも省略時の値は *NO であるので、いつものようにロックされているオブジェクトが漏れてしまうのである。

「活動状態保管」パラメータ( SAVACT ) は *NO 以外の *LIB 等の指定であれば
活動中のオブジェクトも漏れなく保管することができるので、是非、意識して指定するようにして欲しい。