良くある質問のひとつに再導入するときに、
「 既に存在するライブラリーを消さなければならないのではないか ? 」 というものがある。
多くの人が RSTOBJ
や RSTLIB
コマンドによってオブジェクトやライブラリーを復元するときに
既存のライブラリーを予め消しておく必要があると誤解しているようである。
これは RSTOBJ
や RSTLIB
コマンドの省略値が復元ライブラリーやオブジェクトが存在していれば
新しいオブジェクトが追加されなかったりする苦い失敗の経験があるからだろう。
しかし RSTOBJ
や RSTLIB
のパラメータは結構、多く用意されているので不慣れな人には
どのように設定すれば上書きで復元されるのか不安であるかも知れない。
ここでは上書き復元するためのパラメータの指定を紹介しよう。
RSTLIB SAVLIB(MYLIB) DEV(*SAVF) SAVF(QGPL/MYSAVF) MBROPT(*ALL) ALWOBJDIF(*ALL)
上記のように MBROPT(*ALL) ALWOBJDIF(*ALL)
を指定するだけで、すべてのオブジェクトは
上書きで復元される。