オブジェクトの復元( RSTOBJ
)コマンドの操作で最初に目につくのは
保管されたライブラリーの指定( SAVLIB
)パラメータである。
このパラメータは昔から気になっていて指定するのが面倒であった。
復元するオブジェクトの名前や復元ライブラリーの指定は必要ではあるものの
なぜ元の保管ライブラリーの名前を指定しなければならないのか、合理的な理由が
見つからないからだ。
RSTOBJ
の目的は指定したライブラリーにオブジェクトを復元することであるので
元のライブラリーを指定したところで復元後にその古いライブラリーの名前が
復元したオブジェクトに登録されるわけではない。
IBM も OS V5R4M0
になってようやくこの無意味さに気がついたらしくて
「 保管されたライブラリー( SAVLIB
) 」 パラメータの特殊値として
*ANY
を指定することができるようになった。
*ANY
と指定すれば保管されたライブラリー( SAVLIB
)の検査は行われない。
便利になったので覚えておけば役に立つはずだ。