実行環境

73. ジョブ印刷を終了しなくてもスプールを見れるようにするには ?

時間のかかるバッチ・ジョブやサーバー・デーモンとしてのプログラムが
出力するログを WRKOUTQ で中身を調べようとしても見ることはできない。
そこでサーバー・プログラムを終了すると、やっとスプールを見ることが
できるようになる。
あるいは夜間バッチ・ジョブが長時間、実行中であるが何やらエラー・リストが
スプールに出力されているようであるが、バッチ・ジョブが終了するのを
待たないとエラー・リストの中身を参照することができない。
これらは非常に不便と感じたことはないだろうか ?
不便とは感じつつも、仕方のないことだと諦めてはいないだろうか ?

コマンド入力画面において

DSPFD QPRINT + [実行]

してから ロール・アップ・キー(PageDwn)を 5 回押すと、

スプール出力のスケジュール . . . . . . . . : SCHEDULE   *FILEEND

スプール出力のスケジュール . . . . . . . . : SCHEDULE   *FILEEND

というパーラメータ値を確認することができるはずである。
これがプログラムが終了しないとスプールの中身を見れない原因である。
したがって印刷プログラムの実行前に、

OVRPRTF FILE(QPRINT) SCHEDULE(*IMMED) SECURE(*YES) OVRSCOPE(*JOB)

のようにして SCHEDULE(*IMMED) を指定してやればプログラムを実行中であっても
直ちにスプールの中身を確認することができるようになる。
かなり便利になることは間違いない。