時間のかかるバッチ・ジョブやサーバー・デーモンとしてのプログラムが
出力するログを WRKOUTQ
で中身を調べようとしても見ることはできない。
そこでサーバー・プログラムを終了すると、やっとスプールを見ることが
できるようになる。
あるいは夜間バッチ・ジョブが長時間、実行中であるが何やらエラー・リストが
スプールに出力されているようであるが、バッチ・ジョブが終了するのを
待たないとエラー・リストの中身を参照することができない。
これらは非常に不便と感じたことはないだろうか ?
不便とは感じつつも、仕方のないことだと諦めてはいないだろうか ?
コマンド入力画面において
DSPFD QPRINT + [実行]
してから ロール・アップ・キー(PageDwn)を 5 回押すと、
スプール出力のスケジュール . . . . . . . . : SCHEDULE *FILEEND
というパーラメータ値を確認することができるはずである。
これがプログラムが終了しないとスプールの中身を見れない原因である。
したがって印刷プログラムの実行前に、
OVRPRTF FILE(QPRINT) SCHEDULE(*IMMED) SECURE(*YES) OVRSCOPE(*JOB)
のようにして SCHEDULE(*IMMED)
を指定してやればプログラムを実行中であっても
直ちにスプールの中身を確認することができるようになる。
かなり便利になることは間違いない。