今回から、IBMライセンス・プログラムに、PTF(プログラム一時修正)を適用する方法をご紹介する。
PTFを適用する前には、まず、システムのバックアップを取得しておくことを推奨する。
また、PTF適用後に問題が発生した場合、
バックアップからの復元などのリカバリーが必要になる場合も考えられるので、
十分な時間を確保した上でPTFを適用すべきである。
IBM ライセンスプログラムのPTFは、
IBMのホームページにある「Fix Central」というページからダウンロードすることが出来る。
Fix CentralからPTFをダウンロードするには、
ユーザー登録を行い「IBM Identity」に登録する必要がある。
「IBM Identity」への登録は無料で行えるので、
まだ登録したことのない方は、Fix Central画面右上の「登録」ボタンから登録を行って頂きたい。
さて、Fix Centralトップページでは、まず、PTFをダウンロードしたいIBM製品を選択する。
本ページの読者は、もちろん、IBM i のPTFのダウンロードに興味があるであろうから、
「製品の選択」タブから
製品グループ | System i |
---|---|
製品 | IBM i |
を選択しよう。
すると、次に、IBM iのハードウェア情報を入力する画面となる。
以後、画面に従って手続きを進めていくと、PTFのダウンロードを行うことが出来る。
PTFは、「SI45907_1.bin」のように、拡張子.binのファイルになっている。
次回はダウンロードしたPTFを、仮想光ディスク装置にマウントする方法を紹介する。