FTP

5. FTP によるライブラリー転送

FTP無変換ダウンロードと無変換アップロードを使えば iSeries400のライブラリーやオブジェクトを自由に PC へダウンロードしたり、アップロードすることができる。

【 ライブラリー MYLIB のダウンロードの例 】
  1. *SAVF を作成する。
    CRTSAVF FILE(QGPL/MYSAVF) AUT(*ALL)
  2. *SAVF にライブラリー MYLIB を保管する。
    SAVLIB LIB(MYLIB) DEV(*SAVF) SAVF(QGPL/MYSAVF) TGTRLS(*CURRENT) 
  3. *SAVF を FTP を使ってダウンロードする。

    Windowsのコマンドプロンプト画面(DOS窓)を起動して

    FTP 192.168.1.1
    (ユーザー)
    (パスワード)
    bin
    get QGPL/MYLIB C:\MYLIB.lib
    quit
    exit

    を実行する。(192.168.1.1 は iSeries400 の IP アドレス) bin を指示することをお忘れなく!

  4. *SAVF からオブジェクトをすべて復元する。
    RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(MYLIB) DEV(*SAVF) SAVF(QGPL/MYLIB) 
    MBROPT(*ALL) ALWOBJDIF(*ALL) RSTLIB(MYLIB)

    ここで注意すべきことは MBROPT(*ALL) ALWOBJDIF(*ALL) を明示的に指定することである。
    いつも社内で RSRLIB MYLIB だけを使っているのであれば忘れがちな重要なパラメータである。
    この2つのパラメータの指定によって、同じ名前のオブジェクトが仮にあったとしても確実に上書きされて復元される。
    逆にこれらのパラメータを指定しないで復元すると復元したつもりが同じオブジェクトが存在していれば、それらは復元されずに古いままとなる。
    社内のテープからの復元の場合も同じことである。以外とSEもこのことを知らないことがあるので注意が必要である。