iSeries400 で WelCome ホーム・ページくらいは表示してHTTPサーバーとしての機能を使ってみたい。
それには次のような手順が必要である。
@TCP/IPが開始されていること。
当然であるが STRTCP コマンドによって TCP/IPが開始されていることが前提となる。
AFTPを使って HTMLソースを iSeries400 に保管しておく。
簡単な HTML を作成してそれを iSeries400へアップロードしておく。
メモ帳などで
<HTML> <HEAD><TITLE>HOME</TITLE</HEAD> <BODY> <H1>Welcome My Site</H1> </BODY> </HTML>
のように作成して iSeries400 コマンド入力で CRTDIR home で home という名前のディレクトリーを作成して、FTP を使って
FTP 192.168.1.1 (ユーザー) (パスワード) put C:\MYHTML.htm /home/WELCOLE.htm quit
のようにしてアップロードする。
BCHGHTTPA でHTTPサーバーを日本語に設定する。
QSECOFR でサインオンしてから CHGHTTPA + [F4キー] で コード化文字セット識別子 を導入時の 00819 (英語) から 00932 (日本語)に変更する。
CWRKHTTPCFG コマンドによって HTTP構成ファイルを設定する。
作成した home ディレクトリーの PassをHTTP構成ファイルに Pass /home/* のように追加し、Welcome WELCOME.htm によって最初のHTMLが WELCOME.htm であることを設定する。
リリース別の設定の項にも注意しておくこと。
DHTTPサーバーを開始する。
STRTCPSVR *HTTP によってHTTPサーバーを開始する。
HTTPサーバーはマルチスレッド・サーバーであるので直ちに使用可能にはならない。WRKACTJOB で、ユーザー QTMHHTTP のJOBが RUN ではなくなるのを待つこと。
V3R2M0 から V3R7M0 はサブシステム QSYSWRK の配下で、それ以降 V4R4M0、V5R1M0 などでは サブシステム QHTTPSVR の配下で活動しているはずである。
HTTP構成ファイルを変更したときは必ず HTTPサーバーは再起動すること。
EWebブラウザでHTMLを開く
それでは Windows の IE(インターネット・エクスプローラ)や NetScape を使って ホーム・ページを開いてみよう。
Webブラウザの最上段のアドレス欄に直接、手入力で http://192.168.1.1/ と入力して [Enter] を押す。
表示できなかった場合は http://192.168.1.1/home/ や http://192.168.1.1/home/WELCOME.htm も試してみよう。自分の設定がどうであったのかを検証することができる。
また CHGHTTPA で自動開始を *ON にしておくと STRTCP コマンドだけで HTTPサーバーも同時に開始させることができる。