HTTP構成ファイルは QUSRSYS/QATMHTTPC.CONFIG という物理ファイルであり、HTTPサーバーは開始するときに、この構成ファイルを読んで HTTPを構成する。
HTTP構成フィルは QSECOFR でサイン・オンしてからコマンド入力画面より WRKHTTPCFG + [実行キー](Ctrl) で構成を登録することができる。
構成はディレクティブと呼ばれる構成要素に対して値を登録する。
例えば HostName というディレクティブに対しては自分の IPアドレスを HostName 192.168.1.1 のようにして登録する。
以下に重要なディレクティブを説明する。
ディレクティブ | 説 明 | 使用例 |
---|---|---|
HostName | iSeries400 の IPアドレスを登録する。 環境変数 SERVER_NAME の値となる。 | HostName 192.168.1.1 |
Port | HTTPサーバーのPORT番号。 通常は80なので省略可 | Port 80 |
Enable | CGI メソッドを使用可にする。 Enable GET、Enable Head、Enable POSTは必須として登録しておくこと。 | Enable GET |
Disable | CGI メソッドを使用不可にする。 特に使用する必要なし | Disable GET |
Map | HTMLからのパス名を変換 | Map /cgi-bin/* cgi-bin/*.pgm |
Exec | CGI の実行パスを定義 | Exec /cgi-bin/* /qsys.lib/cgibin.lib/* |
Pass | アクセスを許可するパス名 | Pass /home/* |
DirAccess | ディレクトリー構造の公開を許可 特に設定する必要なし | DirAccess ON |
Welcome | 最初に表示するHTMLを指定 最初にURLだけでアクセスされたときに表示させたいトップ・ベージのHTML名 | Welcome index.html |
AlwaysWelcome | Welcome の制御 Welcome と併せて ON に設定しておく | AlwaysWelcome ON |
AccessLog | アクセス・ログを指定 | |
ErrorLog | エラーログを指定 |