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303. QCMD のススメ

QCMD が意外と知られていないのでここで紹介する。
次はお馴染みの GO MAIN の画面である。

ここでコマンドを入力して実行することはできるが、
コマンド行は一行しか表示されないので
実行したコマンド行は後ろへ消えてしまう。
もちろん 「 F9 = コマンド の複写」を実行すれば
以前実行したコマンドを検索することができるのだが、
いくつ前に実行したか記憶力に頼るしかない。
それよりもここでまず

CALL QCMD + [実行]

すると次のような全画面モードのコマンド入力画面が
表示される。

ここで CPYF や CRTRPGPGM 等実行してもすべて
全画面モードで次のように表示されるので
カーソルをコピーしたい行に合せて F9 キーを
押せば簡単にその行をコピーすることができる。

                                  コマンド入力                         S652DAEC 
                                                             要求レベル :   4   
 前のコマンドおよびメッセージ :                                                 
    > CRTCLPGM PGM(SPOOLWTR/CRTDEVMBLC) SRCFILE(R540SRC/QCLSRC) ALWRTVSRC(*NO)  
      AUT(*ALL)                                                                 
       プログラム CRTDEVMBLC がライブラリー SPOOLWTR に作成された。             
    > d u                                                                       
    > go server                                                                 
    > SCNSRC SRCFILE(QCLSRC) STRING(*STATUS) OUTPUT(*)                          
       ライブラリー R610SRC が見つかりません。                                  
    > CPYSRCF FROMFILE(DDM610/QCLSRC) TOFILE(R540SRC/QCLSRC) FROMMBR(ENDHTPSVRC 
      )                                                                         
       メンバー ENDHTPSVRC から 321 個のレコードがコピーされた。                
    > CPYSRCF FROMFILE(DDM610/QCLSRC) TOFILE(R540SRC/QCLSRC) FROMMBR(ENDENTSVRC 
      )                                                                         
                                                                       続く ... 
 コマンドを入力して,実行キーを押してください。                                 

以前に GO MAIN の画面で一生懸命 F9 キーを押して以前は実行したコマンドを
探している人を見て少し驚いたが QCMD を知っていれば
そのような苦労をしなくても済む。
弊社での開発はすべて QCMD をベースで行っている。