今すぐ IBM Watson を使ってみよう。
この記事を読んでいる人は当然、ブラウザを持っているはずなので
ブラウザで次の URL をクリックして頂きたい。
あなたのブラウザには
「私は男の子です」
と表示されているだろうか?
普段、URL はお経のような意味不明の記号と思っている人もいるかもしれないが、
ここで
今、入力した URL の最後には text = I am a boy と記述されているので
I am a boy が「私は男の子です」と翻訳されたのだ。
translate は翻訳を意味し、model_id = en-ja は英語から
日本語へ翻訳することを意味している。
試しに text = [ 英文 ] の中身をいろいろと変更してみるといい。
この翻訳を行ったのが IBM Watson であり、
あなたは初めて Watson を使ったことになる。
と言うことは Watson とは単なる CGI (= Common Gate Interface Program ) であり
簡単に言えば Web で公開されているプログラムであることがわかる。
Watson との対話は今、ブラウザでやったように HTTP プロトコル
(ブラウザで HTTP サーバーと通信する手順のこと)で
要求(= 上で書いた URL ) を投入するとテキスト・ベースで答えが返ってくる
単純なプログラムであることがわかる。
基本は RPG プログラムで HTTP プロトコルによる TCP/IP 送信して
結果を受信すればよいということになる。
C 言語( C/400 )で TCP/IP 送信して受信するならそんなに難しい話ではない。
ILE-RPG プログラムでも頑張れば TCP/IP 送信と TCP/IP 受信を行えば
Watson を利用することができる。
難しい説明は抜きにして
ILE-RPG による TCP/IP 送受信すれば Watson を利用できる。
ことになる。
これが IBM が言うところのハイブリッド・コグニティブ・サービスの基本である。
何だ、ただの TCP/IP 通信を ILE-RPG でやればいい話ではないか
と思われたのであればそれで正解であり、それ以上の難しい話はここでは必要ない。
このように Watson を利用する具体例をサンプルで示してしまえば
非常に簡単であるとおわかり頂けたことと思う。