TCP/IP

7. PING による TCP/IP の通信検査

PING は TCP/IP の通信が可能であるかを検査するために使用する。
Windows のPCクライアントであれば コマンドプロンプト画面(通常 DOS 窓と呼ばれる)から

 PING 192.168.1.1 + [Enter]

で Reply が戻ってくれば、PING は成功したことになり、TCP/IP での通信は可能であると言えるので広く TCP/IP 接続の検査として利用されている。

但し PING が成功であるからといって、直ちに TCP/IP アプリケーションが使用可能であると
いうとそうではない。TCP/IP 接続をするにはあらかじめサーバー側のプログラムがクライアントからの要求に備えて、待機していなければならない。

Chicago であれぱ STRPNLSVR コマンド、Spoolライターであれば STRSPLSVR コマンド
によって、サーバー・ジョブを待機させておかねばならない。

UNIX や SNA であればクライアント側からサーバー側のプログラムを起動することができるが
通常のTCP/IP にはこの仕様はない。なお、このような TCP/IP サーバー側の待機ジョブのことを 「サーバー・デーモン」 と呼ぶ。

PING は TCP/IP の基本操作であるので是非覚えておいて欲しい。