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52. (新) DSPFL データ・ベースの表示/更新

お知らせ

この記事は「ソリューション募集」に投稿されたお客様のご好意で掲載致しました。
実際の開発/運用の実務面から生み出された機能として
高く評価させて頂きますとともに、投稿のご協力に賜りましたお客様に
おかれましては厚くお礼申し上げます。
なお社名、投稿者名はお客様のご意向によりまして伏せさせて頂いております。

1. DSPFL データ・ベースの表示/更新」で紹介したように
DSPFL は物理ファイルのダンプを更新して、データを 16進数で表示することができる。

今回はその DSPFL の改良版を読者からご提供頂いたので、ここに紹介する。
改良点は以下の通り。

下記は DSPFL の実行中の様子である。

【 導入の方法 】

1. コマンド DSPFLを導入してコンパイル

CRTCMD MYLIB/DSPFL MYLIB/DSPFLCL AUT(*ALL)

2. CLP DSPFLCLを導入して

オブジェクト・ライブラリー名'OBJLIB'を SEU で変更してコンパイル

CRTCLPGM MYLIB/DSPFLCL SRCFILE(MYSRCLIB/QCLSRC)
  AUT(*ALL)

3. DSPF DSPFLDを導入してコンパイル

CRTDSPF MYLIB/DSPFLD SRCFILE(MYSRCLIB/QDSPSRC)
  LVLCHK(*NO) AUT(*ALL)

4. RPGコンパイルのための作業ファイル QTEMP/PDSPFFD

DSPFFD MYLIB/MYFILE OUTPUT(*OUTFILE)
  OUTFILE(QTEMP/PDSPFFD)

によって作成し、DSPFFD をレベルチェック*NOにしておく。

OVRDBF FILE(PDSPFFD) LVLCHK(*NO)

5. RPG DSPFLRを導入して、GENLVL(39)でコンパイル。

( PDSPFFD に6桁以上のフィールドが在る為、 GENLVL(30) でないと作成できない。)

CRTRPGPGM MYLIB/DSPFLR SRCFILE(MYSRCLIB/QRPGSRC)
  AUT(*ALL)  GENLVL(39)
【 実行 】

コマンド DSPFL + F4キー でファイルを指定するか、または直接、

DSPFL MYLIB/MYFILE + 実行

のようにして起動する。