実行環境

62. バッチ・ジョブを MSGW にしたくない

深夜無人不介入ジョブをバッチ・ジョブで投入する。
しかし MSGW (メッセージ待ち) などで停止させたくはない。
このようなときにはどのようにすればよいのだろうか ?

投入するバッチ・ジョブの CLP の先頭あたりで

     CHGJOB INQMSGRPY(*DFT)

を指定して投入すればよい。
MSGW になるメッセージとは照会メッセージである。
INQMSGRPY(*DFT) とは照会メッセージに対する応答を省略時の値で応答する、
という指示である。
メッセージ・ファイル(QCPFMSG 他)に照会メッセージの応答は大抵、登録されている。
多くの場合は C (キャンセル) であるが、とにかく停止だけは避けることはできる。

Spoolライター Ver5.0 のサーバーの子プロセスでは、これを

     SYSTEM("CHGJOB CCSID(65535) INQMSGRPY(*DFT)");

のようにして行っている。サーバー側でもし何らかの障害が発生してサーバーが
MSGW の状態になってしまったら PCクライアント側では無反応の状態となってしまい
あたかもフリーズであるとユーザーに勘違いされてしまう。
こういう状態も製品では避けなければならないので、省略時応答として MSGW の発生を抑制している。